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広島中央矯正歯科は、広島市中区八丁堀にある矯正歯科治療専門の診療所です。

TEL. 082-502-6803

〒730-0013 広島県広島市中区八丁堀11−10KSビル5F

広島中央矯正歯科

広島中央矯正歯科ホームページ

矯正装置 > アライナー型矯正(歯科)装置

矯正装置について:アライナー型矯正(歯科)装置


●矯正装置
 ・1 審美的マルチブラケット矯正装置(歯の表側につける装置)
 ・2 リンガルブラケット矯正装置(歯の裏側につける装置)
 ・3 その他の矯正装置
 ・4 アライナー型矯正(歯科)装置
 

アライナー型矯正(歯科)装置
現在、当院では、この装置で治療されている患者さんはおられません。

 アライナー型矯正装置01アライナー型矯正装置02アライナー型矯正装置03
      アライナー型矯正(歯科)装置を装着中


 初診時 口腔内正面 装着3か月後 口腔内正面 装着5か月後 口腔内正面 装着1年1か月後 口腔内正面
 初診時 口腔内上顎 装着3か月後 口腔内上顎 装着5か月後 口腔内上顎 装着1年1か月後 口腔内上顎
   初診時  装着して3か月後   5か月後   1年1か月後
 上下顎の軽度の叢生の症例にアライナー型矯正(歯科)装置を用いて
 治療したものです
 (ほぼ一日中、装着したことによる治療効果です)



公益社団法人 日本矯正歯科学会 アライナー型矯正装置による治療指針
昨今、カスタムメイドのアライナー型矯正装置(以下アライナーと記す)
を従来のマルチブラケット法を適応していた症例に用いる事例が増加して
おります。それに伴い、一部の装置ではトラブルも発生しております。
アライナーを使用した矯正治療が安全かつ適正に行われるよう指針を
作成するに至りました。

1.診断と治療計画
 診断と治療計画の立案は必ず治療を担当する歯科医師が行わなければ
 なりません。矯正診療に関する専門的な診断能力、治療技能、経験が
 不可欠です。

2.適応症
【推奨される症例】
 1)非抜歯症例で、以下の要件を満たす症例
    軽度の空隙を有する症例
    軽度の叢生で歯列の拡大により咬合の改善が見込まれる症例
    大きな歯の移動を伴わない症例
 2)矯正治療終了後の後戻りの改善症例
 3)抜歯症例であっても歯の移動量が少なく、かつ傾斜移動のみで
   改善が見込まれる症例
 4)金属アレルギーを有する症例
【推奨されない症例】
 1)抜歯症例
    犬歯が遠心傾斜している症例
    前歯部が大きく舌側傾斜している症例
    歯の大きな移動を必要とする症例
    大きな回転、圧下・挺出を必要とする症例
    患者の協力度が低い症例
 2)乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が
   困難な症例
 3)骨格性の不正を有する症例

3.治療における留意点
 1) 効果は装着時間に影響される
 2) 傾斜移動が多い
 3) 抜歯症例では、予期しない移動が発生することがある
 4) 術前のシミュレーションには歯根の位置に関する情報が欠けている
 5) 歯冠形態によっては把持力に差異を生じることがある
 6) 咬合面を覆う形態のため、臼歯部が圧下されることがある
 7)保険診療には使用できない

海外製カスタムメイド矯正装置の使用にあたっては、
下記の1〜4*に記載された内容について歯科医師より十分な説明を受け、
理解したうえで、これらの装置にて治療をうけることに同意していただく
(同意書を作製する)ことが必要です。
 1.日本国薬事法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置で
   ある。
 2.日本国歯科技工士法上の矯正装置に該当しない装置である。
 3.この装置以外の、日本国で承認を得ている医療機器や矯正装置を
   用いる治療法が存在する。
 4.1,2の理由につき、担当歯科医師の全責任において使用される
   ものである。

アライナー型矯正装置とは、
ブラケットとワイヤーなどの歯に固定した装置を用いずに、自分で自由に
取り外しが出来る、薄くて半透明な、装着していてもほとんど目立たない
アライナー型の矯正装置を用いる治療法です。
カスタムメイドの、可撤式で、厚さ 0.5mm程度の、マウスピース型矯正
装置が、治療計画に合わせて複数作成され、正常歯列に向けて効果的に
歯を移動します。
食事をしたりブラッシングやフロスをする時以外の1日20〜22時間を
目安に着用します。
1つのアライナー型矯正装置は、1ステージにつき2〜3週間装着します。
装着後は、ほぼ月1度のペース(最低でも6〜8週間ごと)受診します。

アライナー型矯正装置の、
患者さんにとってのメリットは、
●ほとんど透明なため、多くの人が治療中であることに気がつかないこと
●着脱が可能なこと
●従来の固定式の矯正装置(マルチブラケット装置など)を装着した
 場合と比べて、食事をしたりブラッシングやフロスを用いた歯の清掃を
 普段通りできること
●軟組織への不快感が従来のその他の固定式装置と比べて軽減されること
●患者さん自身が、計画された歯の移動を、視覚的に確認が可能なこと

矯正歯科医にとってのメリットは、
●3次元的な治療計画(クリンチェック治療計画)を立てることができる
 こと
●むし歯のリスクを軽減できること・他の装置の追加使用を最小限に
 できること
●緊急事態を最小限にできること
●チェアタイムを短くできること

しかしながら、治療の限界や合併症があります
●一日あたりの装着時間を守らなかったり指示通りに使用しなかったり、
 約束通りに受診しなかったりすると、治療期間が長期化したり、
 希望通りの治療結果が得られないことがあります。
●次のステージのマウスピース型矯正装置に交換した後には、
 歯の圧痛(歯が押される痛み)を感じる場合があります。
●歯肉、頬、唇に、擦り傷または痛みが生じる場合があります。
●装着する前に、適切にブラッシングやフロスを行なわないと、むし歯、
 歯肉炎、歯の脱灰などが生じる場合があります。
●一時的に発音に影響を与える場合があり、結果として舌のもつれを
 生じる場合がありますが、このような発音障害は通常は1〜2週間
 以内に軽減してきます。
●歯の移動を可能とする空隙を創り出すために、歯の隣接面を削合する
 場合があります。
●咬合状態は治療過程全体を通して変化するので、一時的な不快感が
 生じる場合があります。
●マウスピース型矯正装置、その他の矯正装置またはそのパーツを、
 飲み込んでしまうことや、吸引してしまう可能性があります。
●歯が特殊な形状をしている場合や、欠損している場合には、
 アライナー型矯正装置の適合性が悪くなったり、期待する治療結果の
 達成に影響を与える場合があります。
●重度のオープンバイト、重度のオーバージェット、混合歯列、
 骨格性狭窄歯列の治療は、アライナー型矯正装置に加えて、
 補助的な装置を用いた治療が必要な場合があります。
●アライナー型矯正装置のみの治療では、希望する治療結果を実現する
 ことが難しいと考えられる症例に対して、適切ではないと思われる
 ような複雑な治療計画によって治療が行われる場合には、
 歯に直接接着を要する補助装置(アタッチメントなど)を設置したり、
 顎間ゴムを使用したり、その他の部分的な固定式または可撤式装置を
 含む補助的な治療が必要とされる可能性があります。
●稀に、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって顎の関節痛、
 頭痛または耳の障害が生じる場合があります。
●アレルギー反応が発症する場合があります。
  

治療の流れ
 通常の装置を用いた場合とほぼ同様(→治療の流れ)です。

1.初診時(矯正相談)
2.検査
3.診断 


アライナー型矯正装置を用いた治療を行うことが決まると…
 上下顎の全歯列の印象を採得します。
 この印象と、顔面&口腔内写真、レントゲン写真、治療処方書を
 製作所に送付
 ・ 処置を必要とする大きなムシ歯や、親不知の抜歯などがある
   場合には、この印象を採得する前に、歯科医院に依頼して
   治療をしてもらいます。
 ・ 矯正治療を行うために必要な抜歯は、
   この印象を採得した後で、歯科医院に依頼して、治療をして
   もらいます。

 治療計画を確認、変更指示、承認が完了すると、
 マウスピース型矯正装置が製造され、出荷へと進みます。

 * 初回の1つの印象から治療終了までのすべてのアライナー型
   矯正装置が作製されます。
 * 製造期間は、6週間程度を要します。

4.治療開始  
   装着時間は1日20〜22時間が目安です。
   2〜3週間ごとに次のアライナー型矯正装置に切り替えて
   いきます。
5.装着後は、ほぼ月1度のペース(最低でも6〜8週間ごと)
   受診することが望ましい。
  

アライナー型矯正装置は、ただ単にそれだけを装着するだけでなく、
・IPR(Interproximal reduction:歯の隣接面をわずかに削合する
 こと)を行なう
・アタッチメント(歯に直接、透明なプラスティックのようなものを
 築盛する)を設置する
・セクショナルアーチを併用する
・顎間ゴムを用いる
などの補助的装置を用いることがあります。


アライナー型矯正装置の毎日の取扱いとメンテナンスの方法について
 ●装着前に洗浄してください。
  やわらかい歯ブラシを使用して、水と少量の歯磨き粉で洗浄して
  ください。洗浄後は、必ず水で十分にすすいでください。
  *入れ歯洗浄剤は使用しないでください。マウスピース型矯正
  装置の表面を傷つけ、透明感が失われて、目立つ原因となります。
 ●飲食時には、取り外してください。ただし、水を飲み場合のみ、
  装着したまま で構いません。
  食後は、歯磨き、フロスなどを行なってから、再度、装着して
  ください。
 ●装着時以外は、専用のケースに入れて保管してください。
  そうすることで、紛失や破損を防ぐことが出来ます。




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